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事故物件の不動産売却について!売却方法や注意点も解説

不動産売却ノウハウブログ

木下 純也

筆者 木下 純也

不動産キャリア35年

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事故物件の不動産売却について!売却方法や注意点も解説

この記事の執筆者

木下 純也

木下 純也

豊中市の売却担当エージェント

業界歴:35年以上
売買実績:3,000件以上
保有資格:宅地建物取引士

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事故物件の売却を考える際、心理的瑕疵や告知義務について気になる方も多いのではないでしょうか。
事故物件は、一般的に相場より売却価格が下がる傾向があり、適切な売却方法を選ぶことが重要です。
売却時には、値引きや更地化、買取業者の利用など、状況に応じた選択肢を検討する必要があります。
この記事では、事故物件の定義や売却方法、売却時に注意すべきポイントについて解説します。

事故物件とは

事故物件とは

事故物件とは、過去に事件や事故が発生した物件を指します。
自殺や他殺、火災、孤独死などが典型的な例で、心理的抵抗感が生じやすく、売却を検討する際には特別な配慮が必要です。
ここでは、事故物件の定義や相場、売却時の告知義務について解説します。

心理的瑕疵とは?事故物件の定義

心理的瑕疵とは、物件自体の設備や構造に重大な欠陥がなくても、過去に起こった出来事や周辺環境によって購入者や借主の不安や抵抗感を引き起こす要因です。
自殺や他殺、火災、孤独死のほか、周辺地域での大きな事件や騒音トラブルなども心理的瑕疵として捉えられることがあります。
こうした事情は、表面上の損傷がなくても、物件の需要を下げ、価格にも影響を及ぼすかもしれません。
日本の不動産業界では、これら心理的瑕疵を持つ物件を事故物件と呼びます。
法律上で明確に定義されているわけではありませんが、一般的に前述のような事例が該当すると考えられます。
売却や賃貸の際には、これらの情報を正確かつ誠実に開示することが重要です。
たとえば、過去の告知内容が曖昧なまま取引された結果、後に心理的瑕疵が再浮上しトラブルに発展したケースも確認されています。

事故物件の相場

事故物件の相場は、通常の物件より低めに設定されることが多いです。
とくに、事件性が高い出来事や発生時期が新しい場合は、買い手に与える心理的影響が大きく、相場より大幅な値下げが必要となるケースもあります。
逆に、出来事から長い時間が経過し、リフォームやクリーニングなどを行って印象が改善されている場合は、割引幅が幾分か小さくなることもあります。
相場を正確に把握するには、過去の売買実績だけでなく、市況や近隣環境も合わせて調査する姿勢が必要です。

売却時の告知義務

事故物件を売却するとき、売主には過去の事件や事故を買主に告知する義務があります。
もし、告知を怠って契約を結んだ場合、後から買主が事実を知り、契約解除や損害賠償請求に発展するかもしれません。
また、告知義務を果たした上でも、出来事の内容によっては買主が不安を感じ、代金減額を求める場合もあります。
そのため、売主は取引を公正に進めるために、該当する事実を正確に伝える姿勢を持つ必要があります。
告知義務を果たす際には、物件の過去だけでなく、周辺環境や法律上の取り扱いも考慮し、確実に買主の理解を得る工夫をしましょう。

事故物件を売却する方法

事故物件を売却する方法

事故物件の売却方法はいくつか存在し、物件の状態や売主の希望するスケジュール、資金計画などによって最適な手段は異なります。
ここでは、主な売却方法の特徴と注意点を解説します。

値引きして売却する方法

事故物件は、心理的抵抗感が強いため、相場より1割から5割ほど安く取引されることが多いです。
具体的な割引率は、物件の立地や築年数、過去の出来事の内容や時期によって変動します。
たとえば、孤独死や自然死のケースでは、割引幅が比較的小さい場合もありますが、自殺や他殺など深刻な事案がある場合は、大きく値引きしなければ買い手が見つかりにくいことがあります。
値引きをおこなうメリットは、相場より安い価格設定で早期売却につながりやすい点です。
一方、値引き額が大きくなるほど、売主が得られる手取り額は少なくなります。
そのため、どの程度の値引きをおこなうかは、早期売却を重視するのか、それとも時間をかけてでも高めの価格を狙いたいのかという売主の方針次第です。
値引き幅を設定するときには、周辺の市場価格やリフォームの有無だけでなく、買主のイメージを左右する室内の状態も十分に考慮すべきです。

売却までの時間を短縮する工夫

事故物件をできるだけ早く売却したい場合、清掃やリフォームをおこなって、物件の印象を良くすることが効果的です。
とくに、特殊清掃が必要な場合は、衛生管理や臭いの除去を徹底することで、内覧時の買い手の不安を軽減できます。
また、事故物件の売却に強い不動産会社や買取業者を活用するのも一案です。
これらの業者は、心理的抵抗感を持つ物件の広告手法や価格設定に精通しており、告知義務の手続きもスムーズにサポートしてくれます。
そして、仲介だけでなく、直接買取をおこなう業者に売却する方法もあります。
直接買取の場合は、仲介を挟まずに業者が物件を買い取ってくれるため、売却完了までのスピードが早い傾向にあるのが特徴です。
ただし、買取価格は相場よりも低めに設定されることが多いので、金額とスピードのバランスをよく考える必要があります。
早期売却を目指す場合は、不動産会社に査定を依頼する時点で事故物件であることを正直に伝え、スタッフによる販売戦略を提案してもらうことが得策です。

更地にして売却するメリット

建物に対する心理的抵抗感を取り除くために、更地にして売却する方法があります。
建物内で事件が発生している場合などは、解体によって買い手の不安を大幅に減らせる可能性があります。
更地は用途の自由度が高く、購入希望者にとって魅力的な条件となる場合も多いです。
その結果、売却価格をある程度高く設定できることもあります。
ただし、解体費用の発生がネックになるケースがあります。
建物の規模や構造によっては数百万円かかることも珍しくありません。
売却価格と解体費用の差し引き、早期売却のメリットなどを総合的に検討し、採算が合うかどうかを判断する必要があります。
さらに、解体費用は建物の構造や立地条件で大きく変わるため、複数業者の見積もりを比較し、無理なく解体を進められるか検討することが必要です。

事故物件を売却するときの注意点

事故物件を売却するときの注意点

事故物件を売却する際は、値下げや心理的負担の問題だけでなく、法的トラブルを回避するための手順にも注目が必要です。
ここでは、重要な注意点を整理します。

値引きの必要性とその相場

事故物件は心理的ハードルが高い分、通常の市場相場より低い価格で売りに出されることが多いです。
値引き率は自然死や孤独死、事件の重大性などで異なり、一概に何割とは断定できません。
売主としては、割引することで早期売却を実現できる一方、大幅値下げによる損失も検討しなければなりません。
不動産会社の査定や市場調査を参考にして、売却スピードと売却価格のバランスを十分に考慮しましょう。

告知義務を怠った場合のリスク

告知義務を果たさないまま売却を進めると、契約解除や損害賠償請求、代金減額請求などのリスクが高まります。
買主に事実を隠していたとみなされると、売主の信用問題にも直結し、金銭的負担が大きくなるかもしれません。
たとえば、自殺や他殺があった事実を伏せて契約した結果、後から発覚して訴訟に発展した例も報告されています。
売主としては、正直かつ丁寧な情報開示をおこない、トラブルの種を残さないようにすることが大切です。

まとめ

事故物件の売却では、心理的瑕疵や告知義務にくわえ、値引きの幅や解体費用、売却までにかかる期間など、考慮すべき要素が多岐にわたります。
売却方法として、早期売却を目的とした値下げや専門業者への直接買取、更地化による心理的負担の軽減などが考えられ、それぞれにメリットとデメリットがあります。
告知義務を正確に果たし、買主との信頼関係を築くことで、余計なトラブルを回避することが可能です。


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