賃貸物件の自主管理について!メリット・デメリットや管理会社の活用も解説

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賃貸物件の自主管理について!メリット・デメリットや管理会社の活用も解説

この記事の執筆者

木下 純也

木下 純也

豊中市の売却担当エージェント

業界歴:35年以上
売買実績:3,000件以上
保有資格:宅地建物取引士

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賃貸物件の管理には、自主管理と管理会社への委託という二つの選択肢があります。
自主管理はコスト削減が見込める一方、手間やリスクが増す可能性があります。
メリットとデメリットを理解し、適切な方法を選ぶことが大切です。
この記事では、自主管理の利点や注意点、委託の特徴を解説します。

所有している賃貸物件を自主管理するメリットについて

所有している賃貸物件を自主管理するメリットについて

賃貸物件の自主管理には、多くのオーナーが関心を寄せています。
自ら物件を管理することで得られる利点はさまざまです。
ここでは、費用、入居者、知識の三つの観点から、自主管理のメリットを解説します。

費用

自主管理の大きな利点は管理委託費用を削減できることです。
通常、管理会社に業務を委託すると、家賃収入の約5%が管理手数料として必要になり、例えば月額家賃が10万円なら月5,000円ほどかかります。
自主管理を選択すれば、これらのコストを節約して収益を高めることができます。
また、修繕や清掃などの業者選定においても、オーナー自身で価格交渉が可能になり、無駄な出費を抑えて経営の効率化を図ることができるでしょう。
さらに、管理会社を介さないことで中間マージンを省き、直接的な費用削減も期待できます。
さらに、自主管理を行う場合には、会計処理や税務手続きに関する知識も欠かせません。
固定資産税や減価償却費の計上などを正確に行うことで、結果的に経費を最適化しやすくなります。
小さな修繕費や備品購入費の積み重ねが収益に大きく影響するため、綿密な費用管理が求められます。

入居者

自主管理を行うと、オーナー自身が直接窓口となるため、入居者との距離が近くなり、要望や不満に迅速に対応しやすくなります。
設備の不具合などを早期に対処できることで信頼を高め、長期入居や口コミによる新規獲得が期待できます。
また、定期的なコミュニケーションを通じて入居者のニーズを把握し、物件の改善やサービス向上に役立てられる点も魅力です。
オーナーが直接入居者と話す機会が増えることで、物件の魅力を活かす提案や改善に素早く取り組むことも可能になります。

知識

自主管理を経験することで、不動産管理や法律、入居者募集などの知識を実践的に習得できます。
家賃滞納への対応や契約書の作成方法を学ぶことで、将来の物件拡大や投資にも生かせます。
また、管理会社に委託する場合でも基礎知識を持っていれば、業者とのコミュニケーションや判断がしやすくなるでしょう。
オーナー自ら賃貸管理の実務を行うことで、実際のトラブル事例や対応策を肌感覚で学べます。
契約更新時の必要書類や火災保険の選び方など、具体的なノウハウを蓄積できる点も魅力です。
そうした経験が将来的な物件の拡大や、異なるタイプの不動産投資に挑戦する際にも役立ちます。

所有している賃貸物件を自主管理するデメリットについて

所有している賃貸物件を自主管理するデメリットについて

賃貸物件の自主管理には利点がある一方、注意すべき課題も存在します。
ここでは、業務負担、資産価値の維持、入居者の不満という三つの観点から、自主管理のデメリットを解説します。

業務

自主管理では、物件の維持管理や入居者対応、契約手続きなど、多岐にわたる作業をオーナー自身で行う必要があります。
緊急時の対応や複数物件の管理は時間的・精神的な負担が大きく、休日や深夜のトラブル対応などが重なると本業やプライベートを圧迫することもあります。
そのため、こうした負担を避けたい場合は、管理会社への委託を検討するオーナーも少なくありません。
自主管理を行うと、契約内容の確認や更新業務などもすべて自分で処理する必要があります。
家賃滞納が起きた場合の督促や法的手続きについても、十分に知識を備えていないとスムーズに解決できません。
さらに、物件を複数所有している場合は手間が膨大になり、管理が行き届かないリスクが高まります。

資産価値

適切な管理が行われないと、建物の劣化や外観の美観低下を招き、空室リスクが高まります。
大規模な修繕が必要になると、多額の費用がかかる場合もあります。
専門的なノウハウを持つ管理会社に委託すれば、定期点検や必要な修繕が効率よく実施され、長期的に物件の資産価値を維持しやすくなるでしょう。
自主管理では修繕のタイミングを誤りやすく、建物や設備の劣化を見逃してしまうことがあります。
特に、外壁や屋根などの大規模修繕は費用も高額なため、専門家のアドバイスなしで適切な時期を判断するのは難しい場合でしょう。
こうした管理の遅れは資産価値の低下につながる可能性があるため、常に点検やメンテナンスの優先度を意識する必要があります。

不満対応

自主管理では入居者の問い合わせやクレームにオーナー自身が直接対応するため、適切な対処ができないと不満が高まる可能性があります。
騒音問題などのトラブルが長期化すると退去者が増え、物件の評判が下がる恐れがあるでしょう。
管理会社を利用することで、専門スタッフが迅速かつ適切に対応し、入居者満足度の向上につながります。
例えば、騒音などの近隣トラブルが発生した際、オーナーが間に入りにくい場合もあります。
管理会社であれば仲介役として客観的な立場から状況を判断しやすい一方、自主管理では個人的感情が絡むこともあり、問題解決が長引く恐れがあります。
その結果、入居者同士の対立が激化したり、クレーム対応が後手に回って退去者が増えるリスクも否めません。

管理会社に委託した方が効率良く運用できる?

管理会社に委託した方が効率良く運用できる?

賃貸物件の管理を専門の管理会社に委託することで、運用が大幅に効率化します。
ここでは、安定性、トラブル対応、遠方物件の管理という三つの観点から、管理会社に委託するメリットを解説します。

収益が安定する

管理会社に委託することで、入居者募集や家賃設定、契約手続きが専門家の知識と経験によって行われ、空室リスクを抑えられます。
家賃滞納や法的手続きにも迅速に対応してくれるため、オーナーの収益が安定しやすくなります。
また、定期的な点検やメンテナンスで資産価値の維持にもつながるでしょう。
管理会社は市場動向や地域の需要を踏まえた賃料設定を得意としており、家賃相場を把握できていないオーナーにとって心強いパートナーです。

トラブルの対応

入居者間のトラブルや設備の故障が発生した場合、管理会社なら24時間対応窓口や専門スタッフが迅速に対処します。
騒音問題などのデリケートな相談にもノウハウを活かして対応できるため、オーナーの負担が大幅に軽減されます。
専門スタッフは設備の老朽化や住民トラブルの兆候を早期に把握することができ、事前に予防できるでしょう。
夜間や休日でも対応可能な体制が整っている場合が多く、入居者が安心して生活できる環境を提供しやすい点が大きな強みです。

遠方の物件

オーナーの居住地から遠い物件は定期的な巡回やトラブル対応が難しくなります。
管理会社に任せれば、物件の点検や清掃、入居者対応を一括して行ってもらえるため、遠方の物件でも安心して運営できます。
遠方に住むオーナーが自主管理を行おうとすると、移動にかかる時間やコストが大きな負担になるでしょう。
管理会社を利用すれば、地元業者とのやり取りや定期巡回も任せられるため、離れていても物件の状況を随時把握できます。

まとめ

自主管理はコスト削減やノウハウの習得など多くのメリットがありますが、業務負担やリスク管理の難しさも伴います。
一方、管理会社に委託すれば専門的なサポートが受けられ、遠方物件の管理やトラブル対応などがスムーズに行えます。
収益や時間のバランス、オーナーの知識やライフスタイルに合わせて、どちらの方法が最適かを検討することが大切です。


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