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不動産売却の必要書類は?契約・決済ごとの準備ポイントも解説

木下 純也

筆者 木下 純也

不動産キャリア35年

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不動産売却の必要書類は?契約・決済ごとの準備ポイントも解説

不動産を売却する際には、各段階で必要となる書類を正しく準備できるかどうかがスムーズな手続きの鍵となるのではないでしょうか。
契約前・契約時・決済時といった売却のステップごとに必要書類が異なるため、事前の確認が欠かせません。
この記事では、不動産売却に必要な書類を段階別に整理し、取得方法についても解説していきます。

不動産売却前に必要な書類と取得方法

不動産売却前に必要な書類と取得方法

不動産の売却を検討している方にとって、売却前の準備としてもっとも大切なものの一つが「必要書類の確認と取得」です。
また、これらの書類は買主との信頼関係を築くだけでなく、売却手続きそのものを円滑に進めるためにも不可欠です。
以下では、不動産売却時にとくに必要とされる書類について、その役割と取得方法を解説します。

間取り図や測量図は買主への情報提供に活用される

間取り図と測量図は物件の配置や面積を示し、買主が状態を把握するために欠かせません。
間取り図は設計図や登記簿添付図面から取得でき、測量図は法務局で地積測量図などを請求すれば入手できます。
また、原本がない場合は工務店や設計事務所、測量士への再発行依頼が必要になり、時間と費用が増えるため早めに確認しましょう。
これらの図面には部屋ごとの寸法や方位、壁の位置なども記載され、購入後のリフォーム計画を立てる際にも役立ちます。
法務局では写し発行に通常数百円程度の手数料がかかり、オンライン請求なら郵送で受け取ることもできます。
また、最近はPDFやCADデータでの提供を求められることも多く、デジタル化しておけば仲介会社との共有も容易です。

建築確認済証・検査済証は建物の適法性を示す書類

建築確認済証と検査済証は、建物が建築基準法に適合していると証明する書類で、買主に安心を与えます。
紛失時は、各自治体の建築指導課で台帳記載事項証明書や建築計画概要書を取得し、昭和56年6月1日以降の新耐震基準にも注意してください。
また、昭和56年6月1日以降に建築確認を受けた建物は、新耐震基準に適合しているため評価が高く、書類の有無が査定額に影響する場合もあります。
そのうえ、書類がそろわないと住宅ローン審査で不利になるケースがあるため、早期の確認が大切です。
建築確認台帳は古い物件でも閲覧でき、自治体によってはオンラインでの即時発行も可能なため、まずは役所の窓口で相談してみましょう。

過去の売買契約書は参考資料として求められる場合がある

過去の売買契約書は物件の権利関係を補足確認する資料として求められることがあります。
手元にない場合は当時の仲介会社に相談し、本人確認書類を提示して写しを取得してください。
もし、取得できない場合は登記簿謄本や固定資産税課税明細などで補完し、売却条件説明書に履歴を記載しておくと安心です。
とくに、契約不適合責任の範囲を示す条項や、電子契約の場合はPDFデータが保存されているかどうかが、買主の安心材料となります。
明確な履歴はトラブル防止につながるため、これらは大切に保管しておきましょう。

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不動産売却の契約締結時に必要な書類と取得方法

不動産売却の契約締結時に必要な書類と取得方法

不動産の売却を進める際、契約締結時に必要となる書類の準備は大切です。
これらの書類は、所有権の確認や建物の適法性、売主本人の確認など、取引の信頼性を確保するために欠かせません。
以下では、重要な書類とその取得方法について解説します。

権利証や登記識別情報は所有者確認に必須

2005年以降は登記済権利証に代わり、12桁符号の登記識別情報通知書が発行され、所有権移転登記時に提出します。
また、通知書は登記完了後に法務局窓口または本人限定受取郵便で受領できます。
登記識別情報は番号が漏えいすると権利移転の危険があるため、受領後は厳重に保管しましょう。
もし、紛失した場合は司法書士による本人確認情報制度を利用して手続きを進めることになります。
権利証の場合は再発行できないため、紛失していると登記手続きが複雑になります。

建築確認済証は建物の構造などを確認するために用いる

建築確認済証を紛失した場合は、建築計画概要書や台帳記載事項証明書を自治体で取得し、適法性を示しましょう。
代替書類にも建築確認番号や交付日が記載され、買主が物件概要を把握することができます。
また、設計事務所に、控えが残っている場合もあります。

本人確認書類は免許証やマイナンバーカードなどで対応

本人確認は運転免許証やマイナンバーカードなどの公的身分証でおこない、実印を用いる場合は市区町村で発行された印鑑証明書が必要です。
また、印鑑証明書の有効期限は発行後3か月以内なので取得時期に注意してください。
パスポートや健康保険証では顔写真がない場合に補助書類を求められることがあります。
契約当日に有効期限が切れていると再取得まで手続きが止まるため、事前に期限を確認しておきましょう。
金融機関によっては2種類以上の本人確認書類を求める例もあるため、余裕を持った準備も大切です。

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不動産売却の決済時に必要な書類と取得方法

不動産売却の決済時に必要な書類と取得方法

不動産の売却手続きのなかでも、最終段階にあたる「決済」は大切な工程です。
この場面では、売買代金の授受とともに物件の所有権が正式に買主へ移転されるため、多くの書類や準備物が必要です。
また、不備があると決済が延期されることもあるため、事前に必要な書類を把握し、準備することが求められます。
以下に、不動産決済時に必要となる主要な書類とその取得方法について解説していきます。

固定資産評価証明書は税額計算や登記手続きに使われる

固定資産評価証明書は登録免許税などの算定資料で、市区町村の資産税課で所有者または代理人が即日取得できます。
申請には本人確認書類や委任状が必要な場合があるため、事前に確認しましょう。
また、過去の評価額と比較することで固定資産税の推移を確認でき、買主への説明材料にもなります。
電子申請に対応している自治体も増えており、時間を短縮できます。
評価額は1月1日時点の課税標準額であり、年度途中に取得しても金額は変わらない点を覚えておきましょう。
決済が年度をまたぐ際は証明書の再取得が必要になる点と、評価額が高い場合は軽減措置の条件をあわせて確認することが大切です。

登記関係書類は司法書士を通じて法務局で手続きされる

司法書士が作成する登記原因証明情報と、発行後3か月以内の売主の印鑑証明書を準備しましょう。
これらの書類を忘れると当日の所有権移転ができず、買主に迷惑を掛ける可能性があります。

その他、鍵や管理規約書など引渡しに必要なものを準備

鍵や管理規約書など物理的・管理面の引渡し資料も事前にそろえておくと決済が滞りません。
たとえば、マンションの場合は管理会社から得られる長期修繕計画も同時に渡すと親切です。
さらに、付属設備の保証書や取扱説明書が残っていれば、引渡しの際にまとめて渡すと評価が高まります。
ただし、買主が鍵を受け取った後に予備鍵が見つかると再交換の手間が生じるため、事前に全数を点検してください。
引渡し時のゴミ収集日や近隣ルールをまとめたメモを添えれば、買主が新生活を始めやすくなります。

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まとめ

不動産売却では契約前から決済までの各段階で必要な書類が異なり、計画的な準備が求められます。
書類ごとに取得先や使用目的があるため、不備を防ぐためにも早めの確認と手配が大切となります。
登記関連書類や固定資産評価証明書などを正確に揃え、スムーズな売却手続きを進めましょう。

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