【2025年最新版】空き家の買取にはどんなメリットがある?デメリットや売却の流れも解説

相続・空き家

木下 純也

筆者 木下 純也

不動産キャリア35年

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空き家の買取にはどんなメリットがある?デメリットや売却の流れも解説

この記事の執筆者

木下 純也

木下 純也

豊中市の売却担当エージェント

業界歴:35年以上
売買実績:3,000件以上
保有資格:宅地建物取引士

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親が遺してくれた実家など、空き家を早く売却したい場合に、買取であれば査定から現金化までスピーディーに進められます。
それにより、買主探しが不要で早期売却しやすことなど、複数の魅力がありますが、デメリットや売却の流れも気になるところです。
そこで今回は、空き家売却に適した方法である買取のメリット・デメリットと、売却の流れを解説します。

古くても早期売却できる可能性!空き家買取のメリット

古くても早期売却できる可能性!空き家買取のメリット

空き家を売り出す場合、売却するまでに時間がかかるのかや古くても需要があるのかなど、不安を感じられてはいらっしゃいませんか?
そのような不安を抱えている方は、買取による売却であれば、複数のメリットを得やすいでしょう。

早く売りたい場合に適している

買取は、不動産会社が買主となり、物件を直接買い取ってもらう売却の方法です。
仲介による売却の際は、買主を探す期間が必要になりますが、買取ではそのステップが不要となるため、売却までの流れが早いことがメリットです。
また、売却を検討されている空き家のなかには、相続で得た実家など、築年数を経た古い物件や建物の劣化が見られる物件も少なくありません。
しかし、買取であれば、そのような古い物件もスピーディーに売却できる可能性があります。
一般的な仲介であれば、媒介契約を結んでから買主を探したりと、売却までに4か月から6か月ほどかかることが多いです。
また、立地や築年数などの条件によっては、さらに時間を必要とする場合もあります。
一方、買取の場合は、査定から売却までが、1週間から1か月ほどとなるのが目安です。
さらには、空き家を所有をしているだけで、火災保険料や固定資産税の支払いなどの維持費もかかります。
そのため、早く売却できると、その分の維持費が不要になることもメリットです。

古くても解体せずに売れる場合がある

築年数を経た古い空き家を売却する際、仲介で売るときは、売主側で取り壊しが必要になるケースがあります。
その理由は、空き家の買い手は個人の方であるため、取り壊すことを前提で購入されることは多くないためです。
一方、不動産会社が直接購入する買取では、再販して利益を出すことを目的として購入するため、取り壊しが必要であっても問題ありません。
そのため、古い空き家であっても、買取による売却の場合は、売主が解体せずに売れる可能性があるのがメリットです。
また、解体をせずにそのまま買い取ってもらえることで、解体にかかる負担や手間が不要となることはうれしいポイントでしょう。

家具を残して引き取ってもらえる可能性

買取をおこなっている会社によっては、家具付きの状態で引き取ってもらえるケースがあります。
通常の売却では、家具などの家財道具は処分をおこないってから引き渡すことが基本とされています。
買取に対応しているすべての会社が、家具付きでの引き取りを受け付けているわけではないため、事前に確認をしましょう。
空き家の室内を何もない状態にするために、家具を処分しようとすると、費用や時間がかかります。
処分のための費用や時間をかけることが困難な場合には、家具付きで引き取ってもらえる会社を探すのもひとつの手段です。
気を付けたいポイントは、家具を引き取ってもらう場合には、その処分費用は買主となる不動産会社が負担します。
処分費用が生じてしまうため、その分の価格は安くなりますが、費用や時間を抑えられ、スムーズに空き家買取が進められることはメリットといえます。

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空き家買取のデメリットと気になる買取相場の目安

空き家買取のデメリットと気になる買取相場の目安

古い空き家でもスムーズに売却できる可能性など、複数のメリットがある空き家買取ですが、デメリットもあります。
ここでは、空き家買取時のデメリットについて解説します。

市場価格より安くなる傾向

空き家の買取をおこなう際のデメリットは、市場価格に比べて、50%から80%ほどと安くなる傾向であることです。
また、著しく劣化が見られる空き家の場合には、解体などが必要になることもあるため、その費用が考慮されて、市場価格の50%ほどになることがあります。
一般的な空き家買取であれば、市場価格の70%から80%ほどが、相場の目安といえるでしょう。
このように、市場価格より安くなる傾向であることは、仲介と比較してデメリットともいえます。
たとえば、時間をかけてでも、できるだけ市場価格に近い金額で空き家を売りたい場合には、仲介が適しています。
一方、買取は安い傾向はあるものの、現金化できるまでがスピーディーなため、早期売却したい場合に向いている方法です。
または、最初に仲介での売却をおこない、時間がかかる場合には、買取をおこなうといった流れを検討するのもひとつの方法です。

買い取ってもらえない場合がある

空き家の状態などによっては、買い取ってもらえない場合もあります。
買い取ってもらえない可能性があるケースは、立地が住宅地で活用しにくい場合や土地の権利関係が複雑になってしまっている場合などが挙げられます。
また、空き家の老朽化や劣化が著しく、そのままでの再利用が困難な場合も気を付けなくてはなりません。
さらには、土地の価格が安く、取り壊しも必要になるときには、売却価格が解体費用と同程度か、それよりも低いと買取が難しいと考えられます。
なぜなら、更地で売るよりも取り壊しのコストが高いと、買取をした後、再販をしても利益を得ることが困難であるためです。
しかし、解体費用をかけても、更地で売却する価格のほうが明確に高い場合は、買い取ってもらえる可能性があるため、必ずしもデメリットにつながるわけではありません。

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スムーズな空き家売却のために!買取の流れ

スムーズな空き家売却のために!買取の流れ

買主を探す売却活動のステップが不要なことなど、空き家買取の流れは、一般的な売却とは異なる流れとなります。
空き家買取の流れを把握しておくと、よりスムーズに、安心して売却を進めやすくなるでしょう。

買取の流れ①:査定

まずは、不動産会社がいくらくらいで買い取れるかを査定依頼するステップです。
買取の査定をおこなう際は、空き家の取扱いにも長けた会社に依頼することがコツです。
ここでの査定では、担当者が空き家のある現地と周辺を調査して、適切な査定額を算出します。
ただし、売却したい空き家から遠方に住んでいる場合などは、売主が立ち会いをせずに調査することもできるため、問い合わせてみましょう。

買取の流れ②:打ち合わせ

この打ち合わせでは、査定に基づいて、買取金額や取引のスケジュール、残置物の撤去があるかなどを打ち合わせします。
また、必要書類についての説明を受けるタイミングとなりますので、スムーズな空き家買取のためには、早めに準備をしておくのがおすすめです。

買取の流れ③:売買契約

打ち合わせをへて、買取に関する売買の条件に双方が合意できたら、売買契約をおこないます。
ここでは、契約書を作成し、売買契約を締結します。

買取の流れ④:引き渡し

最後は、空き家の引き渡しと決済です。
ここでは、必要書類を用いた手続きをおこない、買主となる不動産会社に引き渡します。
また、口座振込か現金による決済をおこない、決済が終わると、買主の名義に変更するための所有権移転登記の手続をして完了です。

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まとめ

相続で得た古い実家など、空き家買取であれば売却がしやすく、スピーディーに進められることがメリットです。
市場価格に比べると安くなる傾向があることはデメリットですが、時間をかけて高く売りたいときは仲介、早く現金化したいときは買取など、ケースに応じて検討することも大切です。
また、買取の場合は、査定後に売却活動をはさまずに売買契約に進められるため、スケジュールに余裕がない場合にもおすすめの方法といえます。


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